完成度の高い謎解きアクション
『INSIDE(インサイド)』は、戦闘要素のない謎解き2Dアクションアドベンチャー。
前身となる『LINBO(リンボ)』のカートゥーン調の影絵グラフィックから大きく進化し、何者かに追われている少年を操作して、謎の施設からの脱出を試みます。
- ジャンプ
- ものをつかむ(ロープや木箱など)
たったの2つ。
主人公の操作こそシンプルですが、周囲のギミックが豊富になっているため、淡白な印象はまったく受けません!
囚われた人形たちを解放して一人では開けられない重い扉を開けてもらったり、ボタンを押すと飛び上がる箱を利用して高い場所まで上ったりと、いかに周辺のオブジェクトと主人公のアクションを掛け合わせていくかが重要。
2Dアクションなので、謎解きに必要なオブジェクトがわかりやすく、ヒラメキの快感を何度も味わうことができ、終盤になると、ヒラメキだけでなくアクションの精度も求められるようになるのがいい緊張感になっています。
わたしが特に好きだったのは、行進している人形?に溶け込む遊び。
機械のように行進している人形たちと、同じ速さで歩き、特定のポイントでジャンプや振り向きを決めて、監視者の目を出しぬきます。
周りの動きとタイミングを見て覚え、動きがぴったり合うと気持ちいいんですよね!
完成度の高い謎解きアクションが楽しめる。
主人公のアクションはシンプルだが、ギミックが豊富。
緊張を煽るダークな世界観
画像を見ていただくとわかると思いますが、『INSIDE(インサイド)』の世界観は暗いです。
主人公は追われる立場にあり、見つかったり捕らわれたりするとゲームオーバー。(リトライポイントは細かい)
ゲームオーバー演出が残酷で、ダークな死生観が表現されています。
- 大人たちに乱暴に取り押さえられる
- 猟犬に噛み殺される
- 爆発で体がバラバラに吹き飛ぶ
- 鉄球に潰されてグチャってなる
死亡時が残酷なのに加えて、緊張を煽るBGM、非力な主人公。
これらが合わさることで、プレイヤーは「死にたくない…!」とドキドキしながらゲームを進めることができます。
見た目からはなかなか面白さが伝わりにくいですが、「暗い!なんか地味!」と毛嫌いせずに、この暗さと恐怖感、そして、秀逸な謎解きアクションをたっぷり味わってほしいです!
暗い世界観と、残酷なゲームオーバー演出によって、ドキドキしながらプレイできる。
追われた先にあるストーリー
主人公は謎の施設で何者かに追われており、ゲームを進めることで、奇妙な物語の真相を見ていくことになります。
「追われている理由」には不気味な秘密と、人間の業が隠されており、ラストはなかなか衝撃的な展開に…。
ネタバレになるので伏せますが、最後の”アレ”はぷよぷよしていて面白い操作感でした!
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