8人の主人公から好きな主人公を選んでゲームをスタート。
町に発生しているストーリークエストを開始することで、仲間が増え、全員のストーリーを進められる。(誰から出会うか、誰の何章を進めるか順番は自由)
戦闘はランダムエンカウント。
弱点の武器種や属性をつくことで、敵の「シールドポイント」を削り、ダウンをとることで大ダメージを与えられる。
「BP」という戦闘中に溜まっていくポイントを消費することで、攻撃の威力が上がる。
敵を倒した経験値でレベルアップ。装備品は町の人から盗んだり、買い取ることで手に入るほか、お店で購入も可能。
キャラごとに設定されているベースジョブは変更できず、ジョブを1つだけ上乗せすることで武器種やスキル技のバリエーションが増える。
良い所
弱点をついて切り崩すブレイク戦闘
わたしは『オクトパストラベラー』の戦闘が大好き!
ドット絵でコマンドRPGだっていうのに、演出がめちゃくちゃ派手で笑っちゃうくらいに気持ち良さを感じられるんだよね!
「シールドポイント」を削りきった時は、スロー演出とともに、バリーン!と敵の防御が崩れ…、
BREAK
BREAK
BREAK
デタラメなまでにド派手!
敵味方の攻撃順が2ターン分表示されていることで、数手先までを考えてバトルするのが面白い!
- 誰にどのタイミングで回復を任せるのか?
- 回復は後回しにしてダウンをとってしまうのか?
- あと何手でダウンが取れるのか?
- 誰をどう動かせば長いダウン状態をとれるか?
- BPはダウンをとるために使うのか?ダウン時にダメージ叩き込むために使うのか?
一手一手を思考するのが楽しいし、思惑通りに相手をハメられた時が最高!
ブレイクで無防備な敵に、BP全開放してバコバコ攻撃叩き込んでるとき、たまんないよ!
もう一つ『オクトパストラベラー』の戦闘で好きなのは、味方側に”弱点”や”ダウン”という概念がないことなんだよね。
戦闘システムが複雑化しすぎてないのもうれしいし、相手にハメられる憂鬱さがなくて気分がいい。
パーティ構成に悩みまくる!
『オクトパストラベラー』では、8キャラそれぞれ固定のベースジョブに加えて、1つだけ異なるジョブを上乗せすることができるんだけど、これはめちゃくちゃ悩んだ!
キャラ特性がしっかり分けられていて、万能職っていうのがないんだよ。
って、悶々…、悶々…。
だからこそ面白い
っていうのはひとつ、重要なポイントだと思う。
アイテムによる回復にしたって、全体に効果のあるものは微量しか回復せず、複数の状態異常を治す「万能薬」もない。
ジョブアビリティでも単体効果のものばかりで、ジョブの掛け合わせを考えてうまく組み合わせることで能力を発揮する。
8人8通りの人生に寄り添う上品なシナリオ
RPGの王道といえば、
というものだけど、『オクトパストラベラー』は違う。
- 父の仇を追い復讐に生きる踊り子
- たった一つの宝物を探す最年少の商人
- 剣を振るう意味を探す元騎士
あくまで「1人」にスポットが当たっており、ストーリー上は仲間との交流がない。
8人全員がそれぞれの物語の”主役”を演じているんだよね。
そして、ゲームが完結したあとも「人生は続いていくんだな」と思える。
あくまで長い人生の一部分を切り取った上品なストーリー。
キャラクターたちは18〜35歳までいて、成熟した大人のストーリーなのも好き。
自由度の高さによって誰からストーリーを進めるのか悩むのが楽しかったし、中世を舞台にしたファンタジー小説を読んでいるような気分でした。
主役級に輝く町とNPCの存在感
と言っても、過言ではないと思う。
8人の主人公がそれぞれ持つフィールドコマンドで、NPCにいろんなアクションが取ることができる。
- お得情報を聞き出す
- NPCが持っているアイテムを盗む/買い取る
- 通せんぼされている入り口を戦闘で突破する
町は”得”で満ちているから、ちょっと無理して新しい町に行きたくなるし、しばらく冒険したら変化を確認しに戻って来たくなる。
って、すごくワクワクできた。
メインストーリーやサブクエを進めると町にNPCが追加されたり、違う町に出現してたり。
今まで、こんなにNPCの設定やバックボーンに詳しくなったRPGってないんじゃないかな?
『オクトパストラベラー』はサブクエのシナリオをしっかり練っているのがよくて、
- 10年来想いあっている男女を引きあわせる
- 騎士号を剥奪された父の真実を追う青年を助ける
- 生き別れになった母娘を探し出し再会させる
8人の主人公たちの人生も良かったけど、サブクエも侮れない。
ほんの小さなサブクエストのNPCが、
なんて言葉をさらりと残していったりする。
言葉に力のある脚本だよ…。
メインストーリーで登場した人物たちが、思わぬところでつながっていたり、悪事を悔いた敵役の更生を手助けをしたり…。
オルステラ大陸に生きる人々の人生の一端が描かれていることで、この世界が”生きている”感じがするんだよね。
ほんと、NPCの存在感がすごいよ。
気になった所
「盗む」によるリセマラ
序盤は特に、お金がない上に敵も強く、苦労することになるんだけど、NPCから強い武器を「盗む」ことで、一気に攻勢に出られるようになります。
めっちゃ序盤で終盤級の武器を手に入れちゃえるような感じ!
っていう楽しさもあるんだけど、そうなると成功率3%の「盗む」を成功させるためのリセマラがほぼ必須になってしまって、「時間の無駄遣い」が嫌いなわたしはちょっとモヤモヤ…。
ようやく盗めた時はやっぱりうれしいんだけどさ、リセマラしてる時ってすごいつまんないの。
盗まなければ、お金稼ぎやレベル上げが必須になるし、難易度調整がないから少し難しいバランスにはなってるかな。
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弱点をついてブレイクを狙う戦闘
一度ついた弱点は常に表示される
キャラ特性の差別化
フィールドアクションでNPCに干渉できる
ダンジョンやフィールドでは推奨レベルが表示される
8人それぞれの人生が描かれたストーリー
クリア後につながる真相
名言の多いシナリオ
町とNPCの存在感
ドラマ性の高い濃厚なサブクエスト
レトロとリアルが混在するグラフィック表現
オートセーブやボス前のセーブポイントによる親切設計
仲間との掛け合いが見られる「パーティチャット」
「盗む」によるリセマラがほぼ必須の難易度
難しめの難易度
控えメンバーに経験値が入らない
控えメンバーの装備品の着脱ができない
一部ヒントの少なすぎるサブクエスト