従来のバトルロイヤルゲームのルールを覆したアクションゲーム
『Identity V』は、開発したNetEase Gamesが、超人気ゲーム『Dead by Daylight』を開発したカナダのゲーム会社Behaviour Interactiveと提携し、ゲームシステムも許可をとって開発している。
許可をとっていることを知らない人が『Identity V』を初めて見ると、パクリゲーではないのか?と言うかもしれないが、自信を持って否定してほしい。
従来のバトルロイヤルゲームといえば、1対1もしくは複数対複数の対戦モードを採用している。
しかし、本作はそのルールを覆した1対4のバトルロイヤルゲームになっている。
ハンター/サバイバーそれぞれの遊び方があり、キャラクターもすぐには覚えきれないぐらい豊富だ。
今までにない1vs4の非対称のバトル
ハンターとサバイバーに分かれてバトル
舞台は独特のビクトリア時代の背景に、ゴシック風のキャラクターデザイン、およびミステリアスなストーリー展開となっている。
本記事では、ストーリー以外の部分に触れていく。
本作では、ハンター1人と、サバイバー4人に分かれてバトルが行われる。
閉鎖空間でサバイバーを追い詰める「ハンター」
ハンターの目的は、サバイバーを攻撃しダウンさせ、ロケットチェアと呼ばれる場所に縛り付け、荘園(しょうえん)と呼ばれる場所に追放すること。
できるだけ多くのサバイバーを荘園に追放しよう。
操作方法は、スマホゲーに慣れていればすぐに馴染む、バーチャルスティックとボタンを使用するものとなっている。
サバイバーに2回攻撃をヒットさせると、ダウン状態にできる。
攻撃を外すと再度攻撃できるようになるまで時間がかかり、その場で一時的に動けなくなる。
そのため、ただ攻撃をしていれば良いというものでもない。
ハンターは、それぞれ「実態能力」という固有スキルのようなものをもち、その効果はさまざまだ。
実態能力は、サバイバーを攻撃成功することなどによって増していく「存在感」が一定までたまるとバトル中に使用可能となっていく。ひとりぼっちのハンターを手助けする大技だ。
逃げながら暗号を解読する「サバイバー」
サバイバーは、舞台となる閉鎖空間から荘園に追放されることなく、脱出するのが目的。
まずは、4人で協力してさまざまな場所に設置された「暗号機」の暗号を5か所解読するのが、勝利への第一歩となる。
この暗号機を解読できないままでいると、どんどん存在感を増していくハンターに追われることになり、勝利は難しくなってしまう。
役職にもよるが、近くにあれば率先して解読を進めたい。
5か所の暗号を解読し終えたら、後は「脱出ゲート」へと向かい、暗号を入力して脱出するだけだ。
しかし、脱出するだけといっても暗号の入力には時間がかかる。
さらに、かなりの確率でハンターはゲートに近づいてくる。ここからはハンターとの心理戦。他のサバイバーと協力して脱出しよう。
サバイバー操作方法は、ハンターとほとんど変わらないが、ボタンで切り替えることによって、中腰になって移動したり、しゃがんで移動したりできる。
これにより、障害物に身を隠すことが可能で、足の速さでは負けてしまうサバイバーにとって、使いこなすことができればかなり強力なテクニックとなる。
ハンターの実態能力のように、サバイバーには、それぞれ「外在特質」と呼ばれる特徴がある。
サバイバーの外在体質を理解し、それぞれがうまく立ち回ることにより勝利に近づける。ここでは書ききれないほどの特徴があるため、ぜひご自身の目で確かめていただきたい。
サバイバーの外在特質は、所持していなくても確認は可能だ。
わからないことがあったらチュートリアルをプレイ
本作の事前情報として、「チュートリアルが長い」との情報があった。確かに長い気もするのだが、本作のゲームシステムを理解するには必要な長さだ。
しかし、そんな『Identity V』のチュートリアルをスキップしてしまう人はもちろんいるだろう。
だが安心してほしい、本作はチュートリアルを何度でもプレイすることが可能で、アイテムまでもらえてしまう。わからないこと、困ったことがあればチュートリアルをプレイしよう。
それぞれの勝利条件の違い
【ハンター】サバイバーを2人以上荘園送りにすれば勝利、狙うは全滅
ハンターは1人しかいないが、サバイバーは4人いる。全員追放しなければ勝利できないというのは少し厳しいものがあるだろう。しかし、本作では2人以上追放できれば勝利となっている。
つまり、4人全員追放しなくても良いということだ。ここで、ひとつ戦法を紹介する。
決して卑怯ではない、キャンプ戦法
サバイバーをダウンさせ、風船にくくりつけたら、ロケットチェアに縛り付けることになる。
ロケットチェアに縛られたサバイバーは、一定時間経つと荘園へと追放されるが、追放前に他のサバイバーによって助けられる可能性がある。
そこで、そのまま縛りつけたサバイバーを、ロケットチェアの前で監視するという戦法がある。
簡単に言えば、捕まえたら救助されることなく、かなりの確率で荘園送りにできるということだ。
ただ、反撃される可能性もあるので必ずとは言えない。
この戦法は、ゲーム内チャットで「キャンプ」と呼ばれ、この戦法を取るユーザーは「キャンパー」と呼ばれる。
卑怯と言われてしまうかもしれないが、勝者が正義。ハンター側で勝つのが難しい人は、ぜひ試してほしい戦法だ。
【サバイバー】2人以上脱出できれば勝利!仲間の数が勝敗を左右する
サバイバーは4人で1人のハンターと戦うことになる。戦うと言っても基本的に逃げるだけにはなるが、1人で行動していては脱出することはなかなか叶わない。他のサバイバーと連携をとることが大事だといえる。
勝敗は、2人以上脱出で、サバイバー側の勝利となる。しかし、自分が捕まってしまっては少し悔しい気持ちもある。だが、チームが勝利すればアイテムももらえるほか、勝敗にはしっかりと勝利と判が押される。
しかし、本音は自分が助かりたい……というユーザーが多いはずだ。そこで、サバイバー側のテクニックも紹介する。
まっすぐ逃げると格好の餌食!障害物と走り方でハンターを出し抜こう
サバイバーはハンターよりも足が遅く設定されている。つまり、まっすぐ逃げているだけで捕まってしまうということだ。
そこで、まっすぐ逃げるのではなく、急に方向転換をしたり、障害物のある狭いところに行ったりすることがハンターから逃げるための必須テクニックといえる。
また、サバイバーは、各所に設置された「木の板」を倒すことで、ハンターの移動を制限できる。
タイミングよく直接ぶつけると、なんとハンターを気絶させることも可能だ。気絶させればかなりの時間を稼げる。
さらに、ハンターの勝利条件は2人以上追放となっているため、逃げるのがうまいユーザーを狙わないハンターもいる。逃げるのがうまいに越したことはないので、サバイバーをする時は逃げ方を工夫したい。
相手を出し抜く優越感を味わえる作品
ここまで、ハンターとサバイバーの操作、勝利条件、簡単なテクニックについて紹介してきた。
ハンターとサバイバーのどちらに興味をもってもらえたかはわからないが、本作はどちらもそれぞれの面白さがあり、何度プレイしても毎回違う展開を楽しむことができる。
そんな『Identity V』の面白さは、相手を出し抜く優越感であると筆者は考えている。
ハンターは、サバイバーの行動を読み、恐怖を与える。
サバイバーは、ハンターの猛攻をかいくぐり、回避する。
どちらも、心理とテクニックで相手を出し抜かないと勝てないようになっている。
ゆえに、勝者は敵よりも心理とテクニックが上だったということになる。これはステータスで勝負するゲームや、数で勝負するゲームでは到底味わうことのできない快感であり、醍醐味でもある。
そして、ぜひこのゲームを仲間でいっしょにプレイをしていただきたい。
チームを組んでプレイすることも!
本作は、ひとりでも知らない人とマッチングして遊ぶことができるが、チームを結成して好きな人で組んで戦うこともできる。
チームで戦って負けたときはかなり悔しい思いをするが、勝利したときの喜びは格別。
ゲーム内でチャットをし、フレンドになることでチームを組むことも可能なので、これを機にゲーム仲間を作るのもおすすめだ
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