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2018年1月19日を予定していたダーレン・アロノフスキー監督の最新作「マザー!」(原題:mother!)の日本公開が中止となった。
配給元の東和ピクチャーズの発表によれば、この決定は「米スタジオ、パラマウント・ピクチャーズの意向により」とのこと。
「マザー!」は「ブラック・スワン」のアロノフスキー監督がジェニファー・ローレンスを主演に迎えて描くサイコスリラー。ローレンス演じるMotherは、ハビエル・バルデム演じる夫と田舎で平穏に暮らしていたが、謎の男が訪ねてきたことで、平和な暮らしが乱されていく。
米国で今年9月に公開された本作は、IGN本家を含むレビューサイトで概ね高評価を受けたものの、観客の満足度を測る格付けレポート「CinemaScore」で最低スコアに当たる「F」を獲得し、話題になった。これまでCinemaScoreでFスコアを獲得した映画は「マザー!」を含めて14本しか存在せず、スティーヴン・ソダーバーグによる「ソラリス」リメイク、ブラッド・ピット主演「ジャッキー・コーガン」などがそれに当たる。
米国においてCinemaScoreは、映画の興行成績を予測する際の重要な資料として使われる。Fスコアを獲得した映画が必ずコケるとは限らないが、「マザー!」の場合は公開後3日間の興行成績が750万ドル(初登場3位)と振るわなかった。
IGN本家は「マザー!」について、「ダーレン・アロノフスキーの『マザー!』は飛び抜けてフラストレーションが溜まる作品だが、全ての裏には監督のユニークなビジョンがあることを感じさせる」と書いている(英語)。
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