新主人公カトリーがgood!
これまでの主人公「レイトン教授」から、その娘「カトリー」へとバトンタッチしたレイトンシリーズ。
これが非常に良いですね!
レイトン教授はまじめな英国紳士ですが、新主人公「カトリー」は いい感じにくだけたキャラクター。
しゃべる犬が現れても、
と興味なし!
ロンドンの一大観光地「ビッグベン」の時計の針がなくなっても、
とまるで緊迫感なし!笑(ビッグベンには4つの時計があるので)
- 食いしん坊で派手なナゾトキが大好きな「カトリー」
- カトリーとのダブルボケをかます助手の「ノア君」
- 2人にツッコミかましまくる喋る犬「シャーロ」
この3人のやりとりが面白おかしくって、会話シーンに退屈しません。
じっくり楽しいナゾトキの数々
レイトンシリーズの最大の魅力といえばやっぱり「ナゾトキ」!
じっくり考えて、考えて…、わからないときにはヒントを見て、そして ナゾが解けたときのあの快感!
わたしは発想転換系のナゾが大好きで、ひらめいた時のアハ体験の気持ちよさといったらありません。
異なるエピソードで紡がれる物語
これまでのレイトンシリーズでは、最初から最後までひとつの大きなナゾを追いかけていくのですが、今作では「エピソード」ごとに1話完結 しています
依頼を一件ずつこなしていくスタイルは、短い時間でスパスパ事件が解決していくので「スッキリ」できるタイミングが多いのがポイント。
中盤からは複数のエピソードが解放され、好きな順番で遊ぶことができます。
事件があって犯人がいるので、「推理する楽しさ」が生まれているのは大きな変化ですね。
納得感の薄いナゾもチラホラ
レイトンシリーズの作品の良しあしは、ゲームの根幹である「ナゾの質」にかかっていると思います。
- 短い問題文
- 納得感のある回答
問題文が短く、かつ、「なるほど!」と納得できて気持ち良い。これが鉄則です。
今作は全体的に問題文が長め。
まれにですが、
ん?どゆこと?
と、解けてもモヤモヤする問題があるのは残念かな。
取り逃したナゾの収集が手作業
これまでのシリーズ作品では、エピソードが進んで取りこぼしたナゾは「ナゾーバ」というおばあさんが一括に管理してくれていたのですが、今作では エピソードをさかのぼる機能 が追加。
自分の手作業で各エリアを探し回らなければいけないので、かなり手間が増えた印象です。
「ナゾを解く」のは楽しいですが、「ナゾを探す」のはそんなにゲームの大事なポイントではないので、わたしは楽させてもらいたいかな。
事件解決後のモヤッと感
主人公が探偵ということで、ロマンあふれるナゾだけではなく事件性の高いエピソードが多く描かれています。
客観的に見て凶悪な事件もあるのですが、「人情で許されちゃう」展開 がいくつもあり説得力に欠けますね。
犯人を許せない被害者がいても良いと思うのですが、みんな優しすぎる 笑
事件の論理的な思考と、人間の描き方がミスマッチに感じてしまいます。
まとめ
レイトンシリーズファンならこれまでと変わらず楽しめます。
ワイワイ楽しいキャラクターたちの存在でストーリーにも飽きがこないのが良いですね。
「ナゾトキ」という独自の魅力を味わいたい人はぜひ!